磯山さやか
(文中、終わりのほうで紹介するファンサイト「Splashbloom」が、'02年07月11日に閉鎖しました。情報量の高い、非常に素晴らしいサイトでした。今までありがとうございました。) 磯山さやかを知ったのは、'01年の秋、たしか10月頃だったように思う。その頃自分は東京で生活していたのだが、「一眼レフカメラで何かを撮影したい!」という衝動に強く駆られていた。 生活環境を変えると、しばしこういう「衝動」が起きる。 たとえば自分は東京に出ると、普段買わないような音楽CDを買ったり、マンガを買ったり、服を買ったりする。東京という環境が、なぜだか自分をそういう人間にさせるわけだ。 カメラで撮影したいモノとは一体何か? 「自分を撮影したい」とか、「友人を撮影したい」とか、「風景を撮影したい」とか、そういったことはほとんど考えた事がない。これはたぶん自分の生育環境(&性格)のせいだと思う。うちの両親はほとんど写真を撮らない人間で、写真慣れしないままにきたし、「自分自身を撮りたい」と思う程に自分の事を過度に愛してもいない。 それじゃあ結局何を撮りたいのか? ぶっちゃけた話、「キレイなモノ」が撮りたい。 「キレイなモノ」が何かというと、「女性」だ。 たぶん男性は、ホモでない限りは皆女性の事が好きなはずだ。ホモでないのにも関わらず「女性はあんまり…」とか言っている人は、ハズカシクテ本当の気持ちを隠しているか、好きな人(女性)にいまだ出会えていないか、自分に対して自信がないか、ホモの素質があるか、恋愛を愚と考えているか、その内のいずれかだと思う。 女性が嫌いでなければ、女性を撮る事ほど楽しい事はない。だからといって女性ならダレでも良いというわけでもない。「絵になる女性」が撮りたい。 女性のふとした表情やしぐさにヤラレタ経験のある人は多いと思う。普段はまったく興味のない相手なのに、ある瞬間、輝いて見えて、「よく見たらカワイイじゃん」って事になったりする「アレ」だ。でもそれがすぐに「付き合いたい」に直結するかというとそうでもない。中には直結する人もいるだろうが、自分はまったく直結しない。でも、そういう瞬間を、写真におさめておきたいような、妙な衝動がある。つまり自分は、女性のカワイゲなしぐさを見たとき、「付き合いたい!」と思わずに、「写真を撮りたい!」と基本的に思うわけだ。付き合う程の情熱や責任は持てないけれど、写真を撮るくらいなら構わないでしょ?といった具合に。 そういったわけで、「手っ取り早く、後腐れなく、キレイな人を撮る」となると、アイドルやモデルといった芸能人のイベントが好都合で、この2、3年でそちら方面の知識が強くなっていた事もあり、抵抗感なくあっさりと参加してきた。 磯山さやかについてはまったく知識がなかった。なんとなくカワイイ感じだし、行って見てこようかという軽い気持ちだった。(しかし、この考えがその後、別の件での失敗にツナガル。それについてはまたあとで。) アイドルイベントに参加する人というのは、一般に「アイドルオタク」と呼ばれる人が中心で、皆が想像する通り、あまり良いムードは発していない。経験からすると、メジャーなコほど危険度が低く、マイナーなコほど危険度の高いファン(オタクなファン)がつく。マイナーなコでもたまにオタク度の低いファンが多い場合があり、似たような芸能人なのにファン層がまったく違っていてオドロク事もある。 磯山さやかはまだマイナーだった上、まったく人気に火がついていない状態だったので、会場に来ていた人はだいぶ少なく、その中でも、他のアイドルも追いかけているようなオタクな人が多めだった。100人には全然足りない状態で、会場はガラガラ。会場の熱気がムンムンしているよりは断然マシで、助かった。 時間になって本人が登場。 これは自分の撮影した一枚だが、磯山さやかは明るくてオモシロイキャラクターで、ウソくささがなく、それが何より素晴らしかった。「ウソくささ」というのはつまり、芸能人の中にはウソくさいのもいて、そういう芸能人は、写真やテレビでいくらキレイに誤魔化していても、実際に目で確かめるとほぼ間違いなくガッカリさせられる。磯山さやかは普段通りの自分をふるまっているようだったし、よく喋るキャラクターなので参加者も変に緊張せずに済み、変な「間(ま)」が起きてイヤなムード漂う事も一切なかった。それはある意味芸能人になるのに必要最低限持っていなければならない力なのだろうけど、磯山さやかはその点に関してはじゅうぶんクリアーしていて、バラエティー番組にウッテツケという気がした。彼女については今後も応援というか注目していこうと思った。 実はその後、別の日に、同じ会場まで別のコを見に行った。今度のは別々のコが2人同時にイベントをしたのだけれど、片方のコがかなり人気だったので会場が満満員だった。自分は人気のないコのほうを見に来ていて、そのコに関しても磯山さやかと同じで予備知識を持たず、なんとなくで見に来ていたわけだけど、これが大失敗だった。 なんとなくで見に行ってしまうのはCDをジャケ買い(「ジャケット買い」の略。表紙の絵のデザインで買う事の意。)するようなもので、中身に関しては賭けの要素がかなり伴ってくる。実際、そのイベントで、「何で自分はこんなイベントに顔を出したんだろう…」という気にさせられて、それからパタリとイベントに行くのをヤメタ。我にかえってしまった。 磯山さやかについては、その後も雑誌などで見かける度に、その雑誌を買ってみたり買ってみなかったり(爆)、とにかく意識して過ごしている。彼女はまだマイナーだけど、これから活躍してメジャーまでの階段を一気に駆け上がっていく可能性もなくはない。もしメジャーになったら他に自慢するネタもあるのでそのときはまた何か書くつもり。 もしこれを読んで磯山さやかを知ったって人は、何気に応援というか注目というか、それとなくチェックのほうをよろしく。そして何かスゴイ事でも起きれば、自分に報告をよろしくお願いします。ちなみにファンサイトはコチラにあるけど、アイドルのファンサイトって感じで、見るのがハズカシイ人もいるかもしれない。自分がもっとシンプルで硬派(?)なファンサイトを作っても良いのだけど、情報量でこのサイトに勝てる気が全然しないので、このサイトの管理者様(にっくさん)にすべてを任せます。掲示板には一度も書き込みした事ないけれど、コンテンツはすべて目を通させていただきました。かなり濃いです。 ('02年04月01日制作)('02年07月12日追記) |