TOPに戻る / 過去ログインデックスに戻る / '03年08月04日 |
◇TVゲーム関連のNEWS&MEMO |
(世界でもっともメジャーなトレーディングカードゲームに「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」というのがあります。まったく興味なかったのだけど、モンモンの常連さんからMTGの世界の奥深さを分かり易く解説される内に、「世界的に人気の高いカードゲームの構造を知るのも為になるかな」という気分になり、関心を持つようになりました。先月26日にMTGの最新シリーズが発売され、MTGの10年の歴史で初めてカードデザインが一新、初心者の掘り起こしを狙った動きが始まり、自分はその波にのっかる事にしました。▼まず、MTGの注目点は、ゲームの開発者が数学者という点デス。カードゲームのルールを考えるのに数学者ほど適した人間はいないし、ある意味当然の事かもしれないけど、MTGのゲームシステムには素晴らしいアイディアが多々見られ、賢いとしか思えない質の高い作りに唸らされます。常連さんから分かり易く教えてもらった事なのだけど、MTGが10年もの間人気を獲得し続けたのはマグレでも運でもなく実力にあるというのがはっきり分かるアイディアの数々デス。▼自分が素晴らしいアイディアだと思ったヒトツは、「カードに使用期限(寿命)がある」事デス。シリーズが続けば続くほど、どんどん新しいカードが生み出され、どんどんカードの種類が増え、どんどん内容が複雑になり、どんどんゲームバランスの調整が難しくなり、どんどんマンネリ化するようになるわけだけど、カードに使用期限を設ける事でソレらの事態をウマク回避しています。ポケモンに例えるなら、1作目で151匹だったのが2作目で251匹、3作目で300匹以上に増えましたが、このままだと、この先どんどんポケモンの数が増え、集めるのがツラクなり、昔からのファンはともかく初心者は遊べなくなるのが目に見えます。なので例えば、3作目を発売するとともに1作目のポケモンを全部登場させず、4作目を発売するとともに2作目のポケモンを全部登場させずというように、どんなに魅力的なポケモンも期限が過ぎたら容赦なく刷新し、複雑化、マンネリ化、ゲームバランスの調整難などの問題を克服するとともに初心者に入り込み易い下地を用意したのがMTGデス。(MTGで発売した全種のカードがゲームに使えたとしたら1作目からMTGを遊ぶ古参者が圧倒的に有利だし発売から10年も経った今わざわざMTGを始めようとする初心者もいないわけだけどカードに使用期限がある事で今から始めても対戦で使用可能なのはここ2、3年のカードだけだし10年前に発売したカードを振り返る必要がない。カードに寿命があるという事はドラゴンボールのように雪だるま形式に次々と更なる強い敵(カード)が登場し破綻するような事もない。強いカードにもしっかり寿命があり寿命が切れれば弱いカードにも活躍の機会が生まれるので日本の戦国時代のごとく天下が移り変わる。常に新戦略が求められ、旧戦略は風化する。)▼日本のゲームは、ポケモンはピカチュウ、ドラクエはスライムというように、第一作からのキャラクターが登場し続ける事が多かったり、他のゲームでも、第一作から積み上げたものを捨てられず、どんどん複雑化、マンネリ化したりするけど、シリーズを長持ちさせるには、取捨選択の才能も大事かと思います。部屋に例えるなら、捨てるものは捨てないとどんどん狭くなるし、見た目にもどんどん複雑になり、初めて部屋に来る人に居心地の悪い印象を与える(昔から知る人は慣れて関係ないけど)から、シリーズにとって本当に大事にしなければならないものは残し、ソレ以外のものは捨て、初めて部屋に来る人にも昔から部屋を知る人にも「イイ部屋だねー」と思ってもらえるようにしなければならないと思います。まぁ、ピカチュウとスライムは極端な例で捨てるに捨てられない代物だけど、シリーズを続けると勇気を持って捨てなければならないものが絶対出てくると思うし、捨てないままだと汚い部屋になるから、コンスタントに捨てるものは捨てる。こういうふうに考えると、FFの戦略は正しいのかなと思ったりします。) ▼逆転裁判3公式ページオープン、今冬発売鋭意制作中 逆転裁判3の制作を1日に正式発表。プロデューサーの挨拶の他、簡単なアンケートがありまス。(発表当日にすぐさまアンケートに答えた自分。)冬は任天堂の作品(マリカなど)が発売される時期だけど、まぁたぶん買えると思います。自分は今年の2、3月頃に逆転裁判、逆転裁判2を遊び、評判通りの出来に納得しました。遊びたい人がいれば貸しまス。 ▼ドラゴンクエストみたいなオンライン2003 2chの有志により制作中のMMORPG。密かに見守りましょー。 ▼セガ子会社社長・熊谷美恵さん 「お母さん根性」が高じて会社のトップに セガ社長に就任した小口久雄氏の旧ポスト「ヒットメーカー」の社長に就任した女性。2ページ目で彼女が会社の面接官として学生達を見た感想を話しているのだけど、「買い手市場のはずなのにいい出会いが少なかったです。自分探しの人が多かったですね。『モノ作りってかっこいい!』と思っているような…。お話ししていくと相手のビジョンや厚みは見えてきます。熱意の方向性が自分ではなく世の中にある人に出会いたいですね」というのには、少し考え込みました。戦後の日本は、「国のため」「天皇のため」の戦争時の風潮に対する忌避感(及び、GHQによる欧米的個人主義のすり込み)から、自己中心的に物事を考える教育・文化が浸透し、サバイバルユニット(生き抜くための最低限の集合体)も消え失せ、個人中心の時代になりました。自分の生命を維持するために他人と共同生活を送る必要がなく、1人でテキトーに生活可能だし、例えば縄文時代、弥生時代の頃のように集団で村を形成する必然性もなく(あの時代は他人と協力し合わなければ生きていけなかった)、結婚する必然性もなく、世の中のために生きる必然性もなくなりました。結婚するというのは、昔だと、年老いた時の保険的な意味合いが含まれたわけだし、世の中のために生きるというのも、生まれた時からイスとりゲームを繰り返す羽目になる今の日本人が自己中心的なものの考え方に達する率は当然高く、変な話、自分自身の事をまず考え、そのうえで心の余裕が生まれない限り世の中に目を向けるのはムリだし、すべきじゃないと思います。今は、世の中のため家族のために嫌な仕事をがんばるのじゃなく、好きな仕事をする時代だと思います。自己中でも賛同者が多ければ自己中と言えなくなるし、まずは好きな仕事をし、結果的に世の中のためになれば良いのじゃないデショーか。熱意の方向性は関係ない気がします。 ▼NCジャパン、「リネージュ」プレーヤーの実態調査結果を発表 〜韓国ではゲーム内の恋愛経験は80%以上 日本の調査結果との対比がオモシロイ。「恋愛経験80%」と聞いた時は「げげーマジかよー」と思ったけど、案の定、日本の調査結果だと「恋愛経験5%前後」で、日本にない現象の様子。日本だと「他人のキャラクターを好きになったことはまったく無い」と答えた人が80%で、韓国とはまったく逆現象、自分もまったく同意。可処分時間(余暇に割り当てられる時間)に関する話が興味深い。オンラインゲームには可処分時間を全消費する危険性が多分に潜ム。 ▼期待の新作を5本紹介。「戦国無双」と「FF XII」はタイトルのみ公開 この前のPSミーティングで紹介された新作ソフトの詳細説明。有名クリエイターの顔写真が数枚見れます。自分が尊敬する松野泰己の写真があるので念のため記録。戦国無双は、前にも書いたけど、ほぼ間違いなく三国無双とユーザーを食い合う結果になると思われるけど、どの程度の食い合いにおさまるかがみものだと思います。FFXIIはユーザー側から「松野氏が関わる事でまったく異なるFFになるのじゃないか」と言われ続けてきたわけだけど、松野氏本人がそのへんをはっきり明言した事で賛否両論が激しく沸いていまス。7月29日のTidal Beachの日記にある通り、FF11、FF10-2とイレギュラー作品が続いた事を思うと、FF12は順当な作品になるのが期待されますが、松野氏のキャラクターを考えると順当なものが生まれるわけがなく、フツーじゃないものになるのは必然と考えます。マイナスな面が表出せず、FFファンのニーズに沿ったものになる事を祈ります。まぁ、今更言うのもなんだけど、松野氏には王道の作品を任せるより隠れた名作(サガ)を任せたほうが良い気がするし、FF12が失敗した場合は、「サガで同じ事するならダレも文句を言わないのに」というレベルの失敗になるかと思いまス。松野氏は本来、サガを任せるべき人材なのに、FFを任せたのが吉と出るか、凶と出るか。 ▼星のカービィのアニメDVDシリーズが突然発売中止に→ファン猛反発 何かと話題の多いカービィアニメに新たな問題が勃発。37話以降が幻と化す危険が生ず。 ▼仕事で検索しているついでに見つけた任天堂トリビア(sawadaspecial.com) カービィの由来、トライフォースの由来など、意外スギる「へぇ〜」な話。 ▼韓国プロゲーマーの明と暗(情報元:dlmaniax) 日本の子供が将来の職業にゲームクリエイターを挙げるがごとく韓国の子供はプロゲーマーを挙げるらしい。韓国のプロゲーマーは上位30名くらいしか食べていけないという厳しい世界だが、プロゲーマーの出演する番組の視聴率は日々上がり、スポーツ新聞は彼らの戦績、ゴシップを取り上げ、芸能人並の扱いとの事。日本もテレビゲームの紹介番組を全国ネットで放送しないかなぁ。 ▼シムシティー200万人への道、更新 任天堂が共同開発したSFC版シムシティー。 ▼【画像】ブルーファル子@F-ZERO(情報元:任天堂行進曲) 某お絵描き掲示板でダレかが描いた擬人化作品。お絵描き掲示板でこれだけ描ける技術がまずスゴイ。 ▼【動画】神業(情報元:PLAY ON NINE) この音ゲーの名前知らないけど、映像の雰囲気から鬼気迫るものを感じました。 ▼オンラインゲームには社会性必要 池田教授の調査結果 東京大大学院人文社会系・文学部の池田教授の言う「“純粋な”オタク」の定義を知りたいというか、オンラインゲームを普及させようと努力し始めたSCEに合わせ、わざと聞こえの良い調査結果報告をしたのかなと思った。オタクをなめちゃ困る。 ▼ロフトプラスワンのスケジュールに「素っ頓狂ゲームショウ2003」が告知掲載、8月31日開催(情報元:64ROADSHOW) 最新スケジュールによると、出演は、「結城昌弘(ライター)他、ゲーム業界の愉快な人々」との事。 ▼【韓国】ゲームセンターにゲームキューブ登場!? ゲームセンターの経営者に安価な基盤で安定した収益をもたらす事業。 ▼「カービィのエアライド」プロジェクトを終えて(情報元:Blank Space) HAL研のスタッフによる公式コラム。制作苦労話がたくさん聞けます。個人的に、vol.3の、小学生のアンケート結果に一喜一憂するゲームCGデザイナーさんの話をオモシロク読みました。単純だけど、大事な気持ちだよなー。 ▼超兄貴がPS2で復活 兄貴達がPS2に帰って来ます。副題は「聖なるプロテイン伝説」。 |
◇それ以外のNEWS&MEMO |
▼多重人格探偵サイコ9巻発売中 先月29日に発売。今の時代の空気に合ったマンガ。ファンページもチェック。 ▼ガンダム、既に完成していた(情報元:カトゆー家断絶) 衝撃映像。シャア専用ザクもいます。 ▼韓国の鄭夢憲・現代峨山会長が投身自殺 対北朝鮮秘密送金事件の中心人物が本社ビルの12階から身を投げる。 ▼田臥、NBAへ「ハートで勝負」 NBAにもっとも近い日本人の1人、田臥(たぶせ)勇太22才。関係ないけど、昨日の夜、車椅子バスケットのドキュメント番組を見たのだけど、スラムダンク的に感動を覚える内容で、スポーツは偉大だなと感じた次第。 ▼ベッカム有料公開練習に4万5000人 テレビで様子を見て気になったのは、ベッカムがファンサービスでスタンドに蹴り入れたボールを、「規則だから」と警備員が無表情のまま有無を言わさずゲットした人から強奪する姿。「オイオイ、場の雰囲気を考えたら規則を忠実に守る必要はないだろ」「規則を守るにしても無表情で高圧的に奪うのじゃなくもっと別の対応の仕方があるだろ」と思いました。いかにも日本的で、シラケタ気分に。 関連:ベッカムデビュー戦、英報道賛否両論 ▼〜綾瀬はるか〜 芸能界という大空をツバメのように舞う 綾瀬はるかが芸能界デビューした頃にネット検索したら、彼女の高校の同じクラスに同人活動する女のコがいたらしく、マンガイラストなどが掲載されたそのクラスメートの女のコのホームページの日記に、「私のクラスに芸能人が〜。体育の時にどうのこうの〜」という内容の文章がありました。しばらくしたら日記が消えたし、今はもう証拠になる記録がない。 ▼ウダイ、クサイ氏を故郷ティクリートに埋葬(情報元:TECHSIDE) 2人の墓が旧政権の残存勢力から神聖視される懸念もあったが、イラク国民の感情も踏まえ、人道的な対処をする。写真があるけど、荒らされかねない簡素な作りの墓。2人と共に死亡したフセイン元大統領の孫、ムスタファ(享年14)との3人の墓が横に並ぶ。 ▼女性殺人ためらう男をメールで後押し、23歳女を逮捕(情報元:面白ニュース板) 殺害を躊躇した39歳男性を後押しした悪魔のメール。 ▼北朝鮮が優勝、世界コンピュータ囲碁大会(情報元:面白ニュース板) 「向こうのプログラマーがどんな人か、情報がなくよくわからないんですが」と担当者の弁。 ▼マイク・タイソンが破産申請(情報元:面白ニュース板) 「金の切れ目が縁の切れ目」という諺があるし、今後のタイソンの取り巻き連中の動向に注目。 ▼少年犯罪の正しい裁き方 厳罰化に向かったイギリスの10年間に学ぶ教訓とは 関係ないけど、自分は、「少年犯罪は少年の親にも責任がある」という考え方なのだけど、うちの親は両方とも、「子供は子供、親は親。親が殺したのじゃないのだから、子供でも大人同様に裁かれるべき」というような事を言っていました。自分は親には監督責任があると思うわけだけど、完璧に監督するのはムリだし、究極的には家族といえど他人なのかなと思った次第。まぁ少し心当たりがあるというか、関係ないと思う気持ちも分からないではなく、親が「親にも責任がある」なんて言ったら自分には気持ち悪く感じたかもしれない。 ▼上司必読! 「とか弁社員」を特訓する 正しい日本語講座 「とか」は自分よく使うから少し気を付ける事にします。 |